車検はどこがお得なの?比較してみました!
2020/07/21

目次
車検の見積
車検見積書の内訳
車検を引き受けるディーラーやガソリンスタンド、車検専門業者が出す「車検見積書」には、まずは車の「登録番号」「車名(商品名)」「型式・車台番号」「走行距離」「車検満了日」といった基本事項が記載されることになります。その車がどういう車であるか、車検が切れるのはいつなのか(いつまでに車検を受けなければならないのか)ということが明らかにされるわけです。
さらに、車検の基本料金が記載されます。
ディーラーや専門業者は「事前点検整備と車検」をセットで行うのが一般的なので、基本料金の内訳としては「定期点検料金」「継続検査(車検)費用」が2大柱です。
さらに、「検査手続き代行料」も記載されることになります。
これは、車検に伴うさまざまな手続きを代行するにあたって掛かる費用のことです。
さて、その上で事前点検の結果、交換しなければならない部品とその金額が記入されることになります。
交換する「エンジンオイル」「冷却水(クーラント)」「ワイパーブレード」「エアクリーナーエレメント」などの名称が書き込まれ、それぞれの金額が書かれます。
自動車重量税や自動車税に関する記述も添えられます。
以上が、車検見積書に記載される基本情報ですが、特にディーラーやガソリンスタンドではアフターケアなどにも力を入れています。見積書に記入されているところもあるので、チェックしておきましょう。
「無料定期点検」「ガソリン値引き」など、アフターケアの内容は様々です。

車検見積書のチェックポイント
車検のために見積書を出してもらう段階で注目すべきチェックポイントを、いくつかまとめてみたいと思います。・車検費用について
車検は、決して安価に済ませられる検査ではありません。
車検そのものの費用に加えて、車検ごとに支払わなければならないとされている自動車重量税や自動車税もありますし、特にディーラーや車検専門業者に依頼すると事前点検も行われるので、その費用も上乗せされます。
金銭的余裕があまりないという時は、特に事前点検費用についてしっかり見るべきであると言えるでしょう。
見積書には点検の結果交換すべきだとされるパーツが列挙されますが、それらが本当に必要な物なのかどうか考える必要があります。
たとえば、オイル交換を見積書に載せる所もありますが、車検に際してオイル交換は絶対に行わなければならない事柄ではありません。
見積書を見るときは「車検に最低限必要な交換」なのかどうか、きちんとチェックをする必要があります。
・検査日について
検査の日や検査にかかる日数についてもあらかじめチェックしておく必要があります。
近々、車を使用しなければならない事情があるという場合は、その日に検査が被ってしまってはいけないので事前に確認しておきましょう。
また、それに関連して、検査の間は代車を出してくれるかどうかということも確認しておくことをお勧めします。
また、車検に関して詳し知りたい方は下記のページより確認してみて下さい。
車検についてはコチラ!
各種類車検の見積書の特徴
ディーラー車検の見積書
最初に書いておくと、車検や事前点検をお任せするのがディーラーであろうとカー用品店であろうと、ガソリンスタンドであろうと民間整備工場であろうと、見積書に記載される項目自体はそれほど大きく変わるものではありません。先に【車検見積書の内訳】で解説しているように、
・車の基本情報
・車検の基本料金(車検費用、点検費用、保険・税金関係など)
・パーツ交換にかかる料金
といった内容が記載されることになります。
上記のような前提のうえでディーラー車検ならではの見積書の特徴を書くとするなら、「パーツ効果の費用が高くなりがち」ということになるでしょう。
そもそもディーラーは自動車メーカーと直結している存在なので、交換のために用意されるパーツはすべて純正品。
「料金を比較して安いほうを選ぶ」ということはできません。
純正品ゆえの高価なパーツに取り換える必要があるという点には注意する必要があると言えます。
しかし逆に、検査する車に対する知識はピカイチなので、安心感という点ではディーラー車検が最も優れていると言えます。

ユーザー車検の見積書
ユーザー車検とは、自分で申し込みや手続きを行い、運輸支局に車を運んで車検を受けるという方法です。ディーラー車検とは違い、自分一人で必要書類を用意したりしなければならない点が大変ですが、ディーラーなどに手数料を取られたりすることはありません。「車検にあまりお金をかけたくないし、一発で車検にパスする自信はある」という場合は、ユーザー車検を選択するのがお得であると言えます。
さて、そんなユーザー車検は、業者を間に挟むことがありません。
したがって、ディーラー車検で見るような「見積書」は存在しません。
カー用品店車検の見積書
カー用品店で車検を受ける時にも、車検見積書が発行されることになります。見積書に記載される情報自体はディーラー車検の見積書と大きく変わる物ではありません。
しかし、さすがはカー用品を商うお店というべきか、パーツ交換に関してはかなり細かく点検を行い、見積書に反映させるという特徴があります。
車検をパスするために必要不可欠なパーツ交換はもちろんのこと、「車検の結果に響くほどではないものの劣化しているので交換したほうが良い」というパーツなども見積書に盛り込んでいく傾向にあります。
「金銭的余裕がそれほどあるわけではない」という場合は特に、その点をあらかじめ伝えておく必要があると言えるでしょう。
その点を伝えておけば、見積書には必要最小限のパーツ交換のみが記載されることになるはずです。
ガソリンスタンド車検の見積書
ガソリンスタンドでも、カーディーラーやカー用品店が車検の見積もりを引き受けるのと同じように、点検の上で車検の見積書を出してくれます。その特徴は、「車検費用の安さ」「アフターケアの充実」といったことです。
ガソリンスタンドの事前点検は「必要最小限のみ行う」というのが特徴で、見積書に記載される交換すべきパーツについても、すべて車検をパスして安全な走行をする為に必要な最小限の項目のみとなっています。できるだけ車検にかける費用を抑えたいという場合には、ガソリンスタンドでの車検を検討すべきであると言えるでしょう。
また、ガソリンスタンドは車検後のアフターケアにも力を入れているという特徴があります。
車検を1回パスした後も、何年か後に訪れる次の車検をパスし、ずっと長く使用していくためにはこまめな安全点検が欠かせませんが、ガソリンスタンドの中には車検後、無料で定期点検をしてくれるというアフターケアを付けてくれるところがあります。
ほかにも、「ガソリン交換無料」など、ドライバーにとって嬉しい特典を付けてくれるところもあります。
民間整備工場車検の見積書
街の自動車整備工場で車検の為の事前点検や、車検そのものをやってもらうことができます。「指定工場」「認証工場」のうち、特に指定工場に依頼する場合には工場の中で事前点検を行ってもらい、その上で車検もやってもらうことができます。
そのことから、指定工場を指して「民間車検場」と呼ぶこともあります。
一方、認証工場の場合、行っているのは事前点検のみ。実際に車検を受ける場合には、運輸支局に車を運ぶ必要があります。
工場の事前点検では、車検をパスするのに必要な事項を確認する基本的な点検以外にも、さすが自動車を知り尽くした整備工場というべきか、細かい検査を行ってくれます。
車検見積書には、そのような細かい検査を反映した内容が記載されることになります。自動車のプロとして、メーカーに直結したディーラーよりも詳細な検査を行ってくれるという工場も少なくありません。
ただし、見積もりにせよ車検にせよ、土日祝日にやってもらうことができないところが多いという点は要注意です。
また、最新鋭の設備を備えた工場がある一方、車の最新設備やシステムには詳しくないという中小の工場がある点にも要注意。見積もりを出してもらう前に、まずはその工場の口コミ・評判などをチェックすることをおすすめします。
また、車検の費用に関する詳しい説明は書きのページからお確かめ下さい。
車検の費用に関してはコチラ!

見積書チェックポイント
見積書の予約プレゼントキャンペンの見方
車検見積書を出してもらう段階で、様々な特典・キャンペーンを提示されることがあります。多くの場合、「実際に車検を実施してくれたら○○を贈呈!」といったものです。
カー用品店やガソリンスタンドでは、カードに貯めることができるポイントを大量にプレゼントしてくれる、ということがあります。
例えば、カー用品をコツコツ購入して得られるポイントは、せいぜい1回30ポイント程度なのに、車検見積書を受け取り、車検実施を決定すれば2,000ポイントがプレゼントされる、といったものです。
そのほかにも、ガソリンスタンドであればオイル交換が車検後1~2年間無料になるという特典が付く場合もありますし、ディーラーが代車としてピカピカの新車を用意してくれるという場合もあります。
マイカーを持つ人が徐々に減り、また車整備の指南をするサイトなどが増え、ユーザー車検にチャレンジする人が増えている中、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどでは顧客の“囲い込み”に注力しています。魅力的な特典・キャンペーンを用意しているのはその証であると言えるでしょう。
車検を受ける時には、様々な業者の見積もりを取って見比べてみることが大事ですが、特典・キャンペーンにも着目して比較してみてもいいでしょう。
ただし、業者の中には不当な割引システムによって利用者を騙すような悪質な所もあるので注意が必要です。
たとえば整備工場などで、「車検+板金塗装で車検費用を3,000円引き!」というところがあったとしましょう。一見するとお得なようですが、板金塗装の費用が車検費用に上乗せされて、結局は3,000円の割引など軽く吹き飛ばされるような高額な料金になってしまうことがあります。

不明朗項目の請求
車検見積書では、パーツ交換の費用が、パーツ名を細かく記載した上で明らかになっています。例えば、「ワイパーブレード」「ブレーキパッド」「クーラント(冷却水)」などといった名称が一つ一つ書き込まれ、料金が記載されている感じです。
ただし、業者の中には「ショートパーツ3,000円」のような、曖昧な名称で金額はそこそこ高いという物を付け加えてくるところがあります。
このような業者は要注意と言えます。
というのも、ここでいうショートパーツとは、点検整備のために使用する洗浄剤やグリース(潤滑剤)などをまとめたものに過ぎません。
実際に使用するのは少量に過ぎませんが、さも洗浄剤やグリースを1本丸ごと使用するかのように高い金額を載せているという場合があります。
そのような悪徳業者に関しては下記のサイトにて詳しく載っています。確認をして悪徳業者には気を付けましょう!
出典:Line up:悪質なディーラー整備士の言うことを真に受けるな!初心者と女性をカモにする脅しのテクニックを暴露
まとめ
以上、車検見積書について解説してきましたが、ポイントは以下の通りです。・「パーツ交換費用」をチェック
車検見積書を出してくれるのは、カーディーラーやカー用品店、ガソリンスタンド、民間車検場(指定工場)や認証工場といったところ。
見積書に記載される内容は大きく異なるものではありませんが、特にパーツ交換費用に関しては違いが見られます。
ディーラーは純正品のみが提示されるゆえに費用が高くなりがちで、カー用品店は数多くのパーツを扱っているということから項目が多くなりがち。
必要最小限の物以外のパーツも記載していることがあるので、必要な物なのかどうか、事前にきちんとチェックすることが欠かせません。
・「キャンペーン」もチェック
お得な特典やキャンペーンを利用できるという業者も少なくありません。
「オイル交換無料」をはじめ、内容は様々です。
車検を依頼する際には複数の業者に見積もりを依頼して比較し、その上で良いと思われる所に決めるのが確実ですが、比較する際にはキャンペーンにも着目してみるのがお勧めです。
・不当割引&不明朗項目に注意
「お得な割引サービス」と見せかけて、実はお得ではない不当割引や、必要な作業・パーツを水増しする不明朗項目などを記載する悪質な業者もあるので注意する必要があります。
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