車検予約のキャンセル

目次
車検予約キャンセルについて
車検予約キャンセルとは

「車検を予約していたけどキャンセルしたい。大丈夫だろうか?」
そんな不安を持っている方がいらっしゃるかと思います。
たとえば、「車検専門業者に予約を入れていたけれども、急な仕事が入ったのでキャンセルしたい」とか。
「家の用事でどうしても大人がみんな出払うので、車を持って行く事が出来ない」とか。
Aという車検専門業者に予約を入れていたものの、後になってBという業者のほうが安い料金でやってくれるというのでAの予約をキャンセルしたい……そんなケースもあるでしょう。
もちろん、車検をキャンセルしたからといって何かしらの法的なペナルティが下される訳ではありません。
キャンセルした後、改めて同じ業者か別の業者に依頼して車検を受ければ、特に問題はありません。
「でも、キャンセルしたらキャンセル料金などを支払わなければならないのでは?」
そんな不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
また、
「そもそも車検のキャンセルってどうやってやればいいの?」
という方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、そんなさまざまな不安を抱えている方に向けて、さまざまな情報をお届けしたいと思います。
安くて簡単な車検に乗り換えよう。愛知県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県など全国での情報満載。
車検予約キャンセルの流れ
車検を行う業者に予約を入れ、日取りや費用が決まって、あとはその日を待つだけ……という段階で、こちらの事情でキャンセルしなければならなくなった時。
そんな時には、どのような流れで事を進めていけばいいのでしょうか?
やるべきことは、実際のところそれ程多くありません。
「早めに連絡する」
それだけです。
車検予約のキャンセルは、当日に近くなればなるほど業者に迷惑をかける事になります。
業者側では様々な準備をするでしょうし、すでにあなたの予約が入っているわけですから他から頼まれても断らなければなりません。
というわけで、早めにキャンセルしたい旨を伝えましょう。
車検予約のキャンセルはキャンセル料を取られることもありますが、早めに伝えれば発生しない可能性が高まります。そういう意味でも、早めに伝えるべきと言えるでしょう。
車検予約キャンセルの費用

車検予約のキャンセル料は、業者ごとに異なります。
料金の金額も違えば、そもそも「キャンセル料が掛かるか否か」ということについても違いがあります。数ある業者の中には、たとえ前日のキャンセルであっても「キャンセル料はかかりません」という所もあります。
ただし、その一方でキャンセル料を取るところは予約当日に近ければ近いほど料金が高くなるというのが一般的です。
たとえば、予約当日4日前までならキャンセル料は掛からないけれども、それより近くなればなるほど、その分だけ高いキャンセル料を取るという所があります。
3日前なら支払う予定だった手数料の25%、2日前なら手数料の50%、前日なら手数料の75%をキャンセル料として取る、という所があります。
日が近くなればなるほどこちらとしては損をすることになるので、早めに伝えることをお勧めします。
車検の費用について。車検の費用を把握し、安い車検方法を見つけ出し、出費を減らそう。
車検予約キャンセル料金について
見積書内容をチェック
車検予約のキャンセルに際して、キャンセル料が発生するか否か。
これは誰しも気になることであるかと思いますが、見積書をチェックすることである程度、発生するかどうか見極める事が出来ます。
車検の見積書は、以下の2パターンで作られます。
①検証などの書類をみて見積もりをする
②実際に車を見て軽く分解などしてみて見積もりをする
① 場合にはキャンセル料が発生する可能性は低く、②の場合にはキャンセル料が発生する可能性が少なからずあると考えられます。
①の場合は、簡単にいえば机の上で書類を見てある程度、機械的に作られた見積書であるということになります。しかし一方で、②の場合は業者が少なからず労力を傾けてじっくり車を見ているわけで、その分の手間が掛かっています。
また、分解した部位によっては、法的に「分解整備」に分類される作業に該当する事もあります。この場合は、それだけで「分解整備料」のような料金を支払う義務が発生します。
本当に予約をキャンセルするかどうか迷っているときは、見積書を見て上記の①②のいずれにあたるのか、チェックしてみましょう。
キャンセル料発生しない

車検予約のキャンセルによってキャンセル料が発生するか否かは、「業者がどれほど動いていたか」によって決まります。たとえば、予約当日に近ければその分だけ準備も行っているでしょうし、また他から入ってきた車検予約を断らなければならないということもあり、キャンセル料金が発生する可能性が高まります。
逆にいえば、業者にとって、いわば「傷が浅い」状態であればキャンセル料金は発生しないと考えられます。
日にちで言うなら、予約当日の4日前まではキャンセル料無料というところが多い印象です。
また、見積もりに際して事前点検・分解のような作業を伴わない「無料見積もり」の段階であれば、まだそれほど業者が動いている訳ではないので予約キャンセルに伴うキャンセル料は支払わなくて良いということになるのが一般的です。
さらに、業者に対してはどうしても予約をキャンセルしなければならない事情があることを伝えることで、キャンセル料を回避できる可能性が高まります。
急な仕事が入ってしまったとか、付き合いのある業者に車検を任せなければならなくなったとか、そのような事情をしっかり説明し、納得してもらう事が出来れば、キャンセル料なしでキャンセル出来るでしょう。
車整備の定期点検とは何でしょうか?良いタイミングで車整備をチェックしましょう!
キャンセル理由の伝え方
車検予約のキャンセルを初めてする場合、様々な不安が胸に去来する事と思います。
「キャンセルするなんて言って怒られたらどうしよう?」
「多額のキャンセル料を吹っ掛けられたらどうしよう?」
等々……。
しかし、基本的にはそれほど不安に思う必要はありません。
レストランで注文をキャンセルしたり、デパートで購入した商品を返品したり、歯医者の予約をキャンセルしたり……私たちは日常生活の中で、様々な「やっぱりやめた!」ということを経験しています。
また、どうしようもない理由でキャンセルせざるを得なかったという事もあります。
車検に関しても同じです。
予約通りに車検を受けるケースがある一方で、キャンセルするケースもあります。
レストランやデパートの店員さん、歯医者さんと同じく、車検の予約を受ける業者もキャンセルには慣れています。
大事なのは、きちんと業者が納得できる理由を述べる事です。
基本的には、正直に事情を伝えてOKと言えます。
「その日、急な仕事が入ったのでキャンセルしたいです」
「車検費用が思っていたよりもかかるようなのでキャンセルさせてください」
「ほかの業者に依頼しなければならなくなったのでキャンセルさせてもらいたいです」
様々な理由があるかと思いますが、しっかり伝えましょう。
ディーラー車検キャンセルについて
ディーラーの車検予約取り消し方法

車を購入した先のディーラーに車検を依頼する「ディーラー車検」の予約をしたものの、「やっぱりキャンセルしたい」というとき。この時には、ディーラーに電話をしてキャンセルしたい旨を伝えればOKです。
多くの場合、ディーラーは予約当日に近い段階でキャンセルの連絡を入れたとしても、キャンセル料は取らないとするところが多いようです。
車検のために車を預けていない段階であれば、いつでもキャンセルを告げてOKというディーラーもあります。
また、理由がきちんとしたものであれば、いったんキャンセルした後で再度、ディーラー車検の予約を入れる事も出来るでしょう。
ディーラー車検以外の予約取り消し方法
車に乗っている人自身が、車検が行われる運輸支局に車を持ち込んで所定の手続きを済ませ、車検を受ける「ユーザー車検」。様々な手続きを代行してくれる業者が間にいないということで、その分だけ手間が掛かりますが、費用は抑える事が出来ます。
「お金に余裕はないが時間的な余裕は作れる」という方はこちらを選択してみると良いかと思いますが、この場合には運輸支局を取りまとめている国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」を使って事前予約を行う必要があります。
また、予約をキャンセルする場合もこちらのシステムを使う必要があります。
ディーラーに電話を入れればキャンセルする事が出来る「ディーラー車検」とは異なり、ちょっとした手間が掛かるのが注意点であると言えます。
なお、ディーラー車検は基本的にキャンセル料が掛からない場合が多いですが、ユーザー車検の予約キャンセルもキャンセル料金などは特に掛かりません。
また、日付を変えて再度、予約することも可能です。
注意事項

車検には、ディーラーやガソリンスタンド、車検専門業者などにお任せするもの、また車に乗る人自身が運輸支局に車を持ち込むユーザー車検など、様々な方法があります。
キャンセルしなければならない事情が出来たときには、ディーラー車検やガソリンスタンド車検、専門業者に依頼する車検ならそれぞれにディーラー、ガソリンスタンド、専門業者に電話を入れるなどしてその旨を伝える必要があります。
ユーザー車検なら、ネット上の予約システムでキャンセルを行う必要があります。
ディーラーにせよ、ガソリンスタンドにせよ、専門業者にせよ、多くの場合はキャンセル料がかかることはありません。特にディーラーはキャンセル料無料としているところがほとんどです。
ただし、予約当日までにあまり日がない場合などはキャンセル料が発生する場合もあります。
たとえば、予約当日の前日にキャンセルを伝えた場合、「支払う予定の手数料の75%を支払わなければならない」という事もあります(比率は業者ごとに様々です)。
どのような事情があるにせよ、キャンセル料金が発生してしまうのはこちらにとっては損失と言えます。
車検は決められた間隔を置いて絶対に受けなければならないものであり、結局いつかはそれなりの費用をかけて行う必要があります。キャンセル料が発生してしまうと、最終的には「車検1回分の費用+キャンセル料」を消費してしまうことになる訳です。
というわけで、キャンセルする場合はキャンセル料が発生しないような方法で行う必要があると言えます。
具体的には、キャンセルが決まった時点で早めに伝えることが大切です。